今日は高校前期入試ということで、面接を受けに中学生が学校に来る代わりに、高校生は追い出されるような感じで休みでした。せっかく高校生だけの休み、街もガラガラ(そうでもないけど)の状態を逃すわけにはいかないということで行ってきたのは・・・
「人体の不思議展」(汗)。 別にいつでも行けたんですけど、休日よりかは混まないかと思いまして。
ちなみに今は神奈川の川崎でやってます。
この展覧会、知ってますか?
ホンモノの人間の体を、樹脂で固める、というか水分や脂肪と置き換えることによって、においも無いし腐ることもない、完璧(?)な標本を作る技術、プラストミックによってつくられた標本が見れるんですけど、これがまた凄いんですねー。 何しろ普通の標本といえばホルマリン漬けのなんだか良く分からない一つのパーツですけど、これなら全体像でも何でも、色んな展示の仕方をされた、生身の人がデンと立ってるんですから。
さすがにここに写真を貼るのは自重しますが(笑)、その目で確かめて下さいって意味でもあります。
ただ、見に行って見て分かりますが、外国での展覧会の方が凄いですね。動画を見る限り。
どこがというと、何と言うか・・・、飾り方ですかね。ちょっと問題あるかもしれませんが。
あと標本を作ってるときの動画が一番興味深かったですね。
と同時に、この展覧会に対する批判も起きているようです。
主な理由は、展覧されている遺体は中国の方のものらしく、本当にインフォームド・コンセントが機能した状態で提供された遺体なのか不明である、という意見と、日本人の遺体では法律的に、実質的に展示が不可能であるとし、中国人だから展示できると言うのは倫理上の問題である。とか何とか。
あとは入場料も高いし、営利目的だとしか思えない、などなど。
「人体の・・・」と検索すれば、公式サイトと批判サイトがどちらも出てきます。
批判サイトを見ていただければ分かるかと思いますが、本当にこの展覧会に問題があるかどうかは別として、あまりにも情けない主張であることは明白です。何より、明確な根拠や、この展覧会の運営側の背景などをきちんと述べたものが無い。客観的理由が無い。これではどうしようもありません。
そして、羅列された批判理由に、「倫理的に問題云々」という文言が数多く出てきています。
倫理観というものは文化によって大きく、更には個人によっても大きく違うものです。
倫理という言葉で何でも説明をつけようとし、「倫理」という言葉、概念そのものを軽く見ている。
このことが一番倫理的に問題があると、私は思います。
このような見せ掛けの正義感には怒りを覚えます。
じゃあ中絶はなんで許されているのか。
一応言っときますけど、別に問題の有無を話しているわけでは無いですよ。
適当なことを言ってること自体が失礼だと気づいた方が良い、と言ってるだけです。
ただ、少しは言ってることも分かります。遺体を「飾っている」風に見えますから。
まぁ、人間じゃ無かったら良いのかよ、とも思います。
あとあまり関係ない話ですけど、私が見に行ったときに来ていた女性の方のほとんどが、すごい綺麗(または可愛い)人だったんですよね(笑)。ほんとに9割くらいの人が美人で、これはどういうことなんだと。
こういうものを見に来る人はそういう人なのか、それとも109みたいな店の中で展覧会をやってるからそういう人が買い物ついでに来たのか、はたまた標本を見てそれから女の人を見ると綺麗に見えるのか(笑)。
カップルで来ている人も結構いましたね。
どうなんでしょうか、誘ったら結構食いつくものなんでしょうかね。
私はちょっと言い出せないですけど(笑)。