NHKBS1で、「世界のドキュメンタリー」という、外国の番組を放送する番組があります。
少し前の話になりますが、その中で、「Seven Ages Of Rock」という、ロックの歴史番組を流していました。
イギリスのBBCが2007年に製作したもので、ほぼイギリス国内に限ったロックの歴史を、7回×1時間(!)もの時間をかけて追うという内容のものだったのですが、これが面白かった。
もちろんロックの誕生から始まり、パンクやヘビメタ、オルタナティブなどのジャンルが生まれ、そして廃れていく過程を分かりやすく見せてくれました。
これで何が分かるのかというと、イギリスの人々の思い、即ち人々の暮らしが分かるのです。
若者の叫びは、色んな意味で不健康な社会で起こります。パンクならパンクで、そういう音楽が生まれたウラ、深層心理は読み取れるということなんですが、ただ単に歴史をなぞるより、ロックの歴史を知ることだけで、当時のイギリスの人々、実際に暮らしていた一般市民(まぁ、ロックは基本的に貧困層からですが)の気持ちが分かるのですねー。
まぁ、ロックは好きですが、どんな歴史を持っているのか良く知らなかったので、凄い勉強になりました。
マーティ・フリードマンですら「イロイロ勉強できたよ」って言ってたので(笑)、素晴らしい番組でした。
ただ、ビートルズが一切でてこないのは、どういう訳なんでしょうか?
会社側から映像や音を使う許可が得られなかったんですかね。
もしくは、ビートルズはロックではないということなんでしょうか(笑)。
あんまU2もでてこなかったし、ま、別に良いんですけどね。
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