バッグなんかのブランドでも同じ名前がありますが、違います。コロンビアの小説家です。
主な代表作は「百年の孤独」、「コレラの時代の愛」などがあります。
今の日本でどれほどの人気があるか良く分からないですが、若干過去の人になりつつあるし(生きてますが)、色んな意味で薄っぺらいマンガがブームですから、あまり読まれてはいないのだと思います。60年代にラテンアメリカの作品が日本でも一大ブームとなったらしいので、その年代の方は良く知ってらっしゃるんじゃないでしょうか。筒井康隆なんかもすごい影響受けたらしいですね。
そして私もその一人です。
前述した「百年の孤独」は、ノーベル文学賞を受賞した不朽の名作ですが、いままで読んだ(といっても17歳なのでたいした量ではありませんが)ものの中で一番影響を受けたというか、衝撃を受けた本でした。
内容は特に言いませんが、ジャンルとしては、「魔術的リアリズム」というものに当たるそうです。
魔術とリアルという、相反するものを融合させた物語で、日常の中に、いかにも当たり前のように摩訶不思議な出来事が存在する語り口で話が展開してゆきます。ガルシア・マルケス本人としては、小さい頃に祖母が聞かせてくれた昔話のように書けばよいと気づいた、と言っています。
もちろん、そのような文章の書き方は、極端に言えば一つの技法でしかありません。
この小説や他の作品の主題である、「愛やその欠如」「孤独」が非常に美しく描かれているために、多くの人たちが惹かれるのだと思います。作者に充分な動機があれば、どのように暗いテーマでも作品は際限無く美しくなり、力強いものとなります。
まぁ、人を選ぶ本なのでしょうかね。
もし気になったら是非読んでみてください。私の紹介文などではとてもとても、魅力は伝えられませんので、とりあえず読んでみないと気に入るかどうか分かりませんが。
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