グロンホルムがWRC Rd.4のポルトガルに出場するそうです。
去年は確かゼロカーで出てきたらしいですが、今回はプライベーター(?)として走ります。
昨年末にスバルから参戦することがほぼ決定していたマーカスですが、撤退でその夢も無くなったと思って、完全に忘れていたところでいきなりドカンとこのニュースが出てきて驚きました。
特に話題になってるのは、使用する車がインプレッサWRC08だということですね。
当然ながらプロドライブから持ってくるマシンで、散々ダメだといわれていたダンパーをオーリンズ製に変えた最新スペックです。ただ、本当に厳密に言えば、テストしてない限りは解決したかどうか分かりませんがね。ホモロゲの問題でこれ以上の変更は出来ないですが、どうでしょうね~。
アダプタの走りをもうちょっと見れば分かると思います。
で、面白いのは、これをを受けてインタビューに答えたラトバラとマキネンの話が対照的だったということ。
ラトバラは、
「一年半もラリーに出てないんだから、驚いたよ。ちょっと間が長いと思う。それにしても、マーカスはいつも勝ちたいってタイプなのに、何でスバルなんだろう。あれは勝てる車じゃないのにね。でもマーカスなら5位には入れると思うよ。」
そしてマキネンは、
「マーカスならこれくらいのブランクは全く問題ない。他のチームも、新しいマシンを開発していて、去年と比べてほとんど進化してないから、それほど性能に差も開いてない。必要なのは、マシンの特性を理解して引き出すことだ。マーカスなら、最低でもペターくらいはいけると思う。」
結局二人とも上位に入るとは思っているらしいですが、ラトバラははっきりインプレッサについて発言しました。やはりみんなそう思っていることもはっきりしましたね。少なくともWRカーにおいては。
そしてマキネンは、現在のペターの実力を知っている人としては、これもまたハッキリと言われる人ですね。日本ではペター信仰みたいなものがありますから、今でも復活を信じて疑わない人がたくさんいますが、昔は本当に速かったにしても今は復調も望み薄だということが彼の本心の様です。だいたい、スバルに撤退を告げられたとき、マキネンはペターに「辞めたら?」と言ったそうです。
師匠(?)として本当に心から勧めたのかどうか知りませんが、でもまぁ分かりませんけどね、ペターが復活して喜ばない人は少ないと思います。
ちなみにグロンホルムは、2008年はラリークロスに出場しています。
使用されるマシンのフォード・フィエスタはS1600でも使われてますが、このクロス用は600psを発生するエンジンを積んでいるらしいです。すごいですね。全開で走れる区間などあるのでしょうか(笑)。